切り片のある側、ない側

認識と表現とのあいだのいちじるしい欠損の度合い(方向性あり)。

1-12

ウナムーノ「アベル・サンチェス」読了。ホアキンは、遠くへ引越してアベルから遠く離れてもまたべつの「アベル」を発見しただろうで、「アベルがまた生まれ変わってオレに嫌がらせを」とか言い出しただろう。根本敬の画でうかぶ。 ホアキンは己の怠惰に気が…

1-11

待ちに待ったルリユール叢書2冊が届いた。2、3ヶ月に2冊ぐらいのペースなら、むりなく買い揃えていけそうだ。わたしは古本がとにかく苦手なので、国会図書館のデジタル・データや青空文庫が本当に助かる。なんて素晴らしいんだ。なんて親切な人たちだ。図書館…

1-10

ちまちました作業がしたい。マッチ棒で家を建てるとか、ペーパークラフトで戦艦を作るとか、ガンプラを作るとか、半田作業をするとか、はなしはほとんど決まっていて、1行目にかかろうとしたら、描きたいシーンがかんたんなのにむずかしく、とても楽しい。編…

1-9

‪東京に行ってみたい。成城石井もこっちにあるのとは、全然ちがうらしいし、ラデュレの銀座店に行ってみたい。‬もう潰れてしまった、大阪伊勢丹の中に一瞬あったラデュレは期待はずれだった。リッツ・カールトン大阪が私の知ってる1番ラグジュアリーなお茶で…

1-8

自分の怒りが信用できない。 「これは怒っても正当だと言えるだろう」という隠微な狡猾さが自分のなかにある。 あるいは、不安正しくは「恐怖心」を「怒り」が代弁する。 自分でこの「怒り」は正しくないと感じる。会社で、「仕事の遅い人、できない人」に怒…

1-7

もちろん知らないことが多い。たいていググれば出てくる。とつぜん同僚の人。19世紀のイギリス作家「ジョルジュ・ペレ」の「幸福がどうちゃら(すごい小声)」が難解だと仰った。 知らない。「ジョルジュ・ペレック」なら解る。19世紀と違うし、お仏だわ。しらべ…

1-6

ヴォネガット全短編かおうかな?と言いつつ、Twitter見てたら次々に美しい本をみつけて、落ち着かない次第。 会社にてヴォネガットよかったと言ったら、SFですよねと仰ったので スリップストリームって言う概念を知ったので今日言ってみよう…か? あんまり名…

1-5

さあ書くよ ものがたりにする?それとも わかりやすく(たにんがよむ) なんとなく書く。 8章からなるさかさまストーリー。 あるいは5メートルの救済。 本を読んで覚醒状態だとできごとのアタマに入ってきかたがどくどくになるな。 ヴォネガット タイム・ク…

1-4

マウントばかりの国。否定を餌に生きるバクテリアを殺すには、肯定するしかない。肯定しつつさようなら。 石牟礼道子さんの本をTSUTAYAで購入。夜の町をままと散歩した。 群像ならなかった。 今年は無理だろうから、来年の群像に応募するために書き始めよう…

1-3

しばらく見ていないあいだに某氏に変化があった 文章のキレが半端なくてびびる キレ通り越して逆鱗って感じ どんどん時間が過ぎて行ってる。 話全然変わるけど だいたい、なんの問題もないよ。アスペクトの問題なんだよ、ただ。 ドグマをドグマで洗えるか? …

1-2

結局、池澤直樹の海外短編集2冊、みすずから出ているヴァレリー詩集(買っておかないと、すぐ絶版になる)、キニャール、クレジオにしようかなと。 薄い青のほんによわいので、ウンベルト・サバ詩集のおそれあり。ヴァレリーとサバで7000円ぐらいになるけど…

1-1

ロードモバイルはやめた。朝から髪の毛が絡まってほどくのに1時間かかった。ロードモバイルのために手に入れた一万五千円分のポイントは本を買うことにした。ブライアン・エヴンソンさんの短編集がもう一冊出ているのでそれが欲しい。でもパスカル・キニャー…