切り片のある側、ない側

認識と表現とのあいだのいちじるしい欠損の度合い(方向性あり)。

1-7

もちろん知らないことが多い。たいていググれば出てくる。

とつぜん同僚の人。19世紀のイギリス作家「ジョルジュ・ペレ」の「幸福がどうちゃら(すごい小声)」が難解だと仰った。
知らない。「ジョルジュ・ペレック」なら解る。19世紀と違うし、お仏だわ。しらべたけど、出てこず。幸福がどうちゃら。「ジョルジュ・バタイユ」はお仏。「バンジャマン・ペレ」も、お仏。ジョルジュ・サンド…
ジョルジュって名前…フランス人しか…。

では英文学で幸福がどうちゃらの小説を探してみるか。
「オスカー・ワイルド」の「幸福の王子
おそらく違う。では、ジョージの線で捜査してみるか――。とネットをさ迷うも、発見できず。

難解な小説をものする19世紀のジョルジュ・ペレさんどこ?気になるのに。

疲れた。

津原泰水さんのエピソードを読んで、素晴らしい装幀の自分の本がもし出来上がって近所に花村萬月さんがいたら、そりゃあ持っていきたくなるわ~、花村萬月さんの本棚に置いてあると思うだけで誇らしいわ~。と思ったら「花村萬月さんを誰より理解している」みたいな腐女子歓喜の展開で納豆おかき吹いた。